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池間哲郎 北海道講演会
公開日:2019月04月29日
最終更新日:2020月09月09日
イベント概要
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池間先生との出会いは10年前、異業種の勉強会での講演会でのことです。当時ビデオカメラマンという職業をしながらアジアの途上国の支援活動をされていました。
なぜ支援活動をし続けようと決めたのか?それはフィリピンのスモーキーマウンテンというゴミ捨て場で出会った子供達がキッカケだったそうです。 一人はボロボロのTシャツを着た10歳くらいの女の子で池間先生はふと「あなたの夢はなんなの?」と尋ねました。すると少女はこう答えたそうです。「私の夢は、大人になるまで生きることです」その時は意味がわからなかったそうです。 もう一人は4、5歳のパンツも何も着けていない素っ裸の男の子でした。真っ黒で爪も剥がれ皮膚病からなのか膿も吹き出した様子のそんな少年が、体をがたがた震わせながら、ゴミに埋まった自分の何倍もあるブルーシートを取り出そうとしていたそうです。その必死に働いている子供を見ているうちに、池間先生は自分自身が本当に恥ずかしくなり、涙がぼろぼろ流れてきて、ゴミの山にしゃがみ込み号泣したそうです。 大人になるまで生きることと答えた少女、素っ裸で懸命にゴミを拾う少年、彼らを前に自分自身がしっかり生きていかなければ、この子供達の命に失礼だと痛切に思ったそうです。 極度に不衛生な環境と、事故が日常的とあってゴミ捨て場で働く子供達が15歳まで生きるのは実に3人に1人であることがわかり、少女の言葉が胸を締めつけるほどせつない響きでよみがえったそうです。 この2人との出会いが池間先生の人生を大きく変えることなったとお話しされていました。
支援活動の基本は現地で同じものを食べ同じ仕事をすること。 そんな池間先生はアジアの各地に学校を作ったり井戸を掘るなど支援活動をする傍ら、現地のお年寄りとお会いして戦争当時の日本人はどうだったのかを聞いて事実をしっかりまとめておられます。
ところで皆さんは「占守島の戦い」についてご存知ですか? 1945年8月、千島列島東端の占守島でポツダム宣言受諾後の8月18日未明、日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連軍が奇襲攻撃、武装解除中であった日本軍と戦闘となる。池田末男大佐率いる戦車第11連隊の活躍もあり日本軍優勢に推移するも軍命により21日、日本軍が降伏し停戦、23日に武装解除され捕虜となった日本兵の大勢は法的根拠無く拉致され、シベリアに抑留されました。 もしこの戦いで、日本軍が戦わずソ連の侵攻が進んでいたなら、スターリンが求めていた千島列島及び北海道北東部は、現在の北方領土のようにロシアに実効支配されていかもしれません。 学校教育では習わないこの事実を北海道に住んでいる人達はどの位知っているのでしょう?私達が幸せにこの北海道で暮らせているのは先人達のお陰だという事を。 只々感謝の気持ちでいっぱいです。 実はこのことも池間先生から教えて頂いたことなのです。
「平成」という戦争のない時代が終わり、新たな元号「令和」を迎えるにあたり北海道、日本について改めて学ぶきっかけになってくれたらと思っています。
日時 令和元年7月2日(火) 19:00~21:00(開場18:30)
場所 札幌市北区北8条西3丁目
エルプラザ 大ホール
参加費 2000円 (当日支払い)
イベントの詳細
このイベントは、開催終了しています
開催日 | 2019年 7月 2日 |
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開催時間 | 19時 00分 |
開催場所 | 札幌エルプラザ |
開催場所住所 |
札幌市北区北8条西3丁目28 札幌エルプラザ 大ホール |
イベント種別 | |
参加料 | 2,000円 |
主催者名 (主催団体) |
たなかさとし |
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