札幌市北区のイベント『「資本論」学習会』

今回は第3章「貨幣または商品流通」を読みます。
第2章で商品が「交換」において貨幣が必然的に生まれるということを見てきましたが、第3章ではその流通のなかで貨幣の果たす役割を具体的に考えていきます。

貧困、格差、環境、戦争、混迷を深める現代社会。商品があふれているのに飢えもある。科学や技術が発展して行くのに、楽にならない生活。いったいこの「資本主義社会」とは何なのか、マルクスは根源から解明して行きます。
資本論のぶ厚さ、長さに気が遠くなるかとも思いますし、こんな理屈を長々読んでなんの役に立つんだろうと思う人も多いでしょう。
しかし、この社会、資本主義社会をしっかり理解するということは、やはり一つの努力も必要です。頑張りましょう。
ぜひ一緒に読んでいきましょう。
新参加者も、ちょっと読んだけど難しくて投げ出しました、そんな人も大歓迎です。『資本論』ってほんとうに面白いですよ！
「資本論」が古い「難解」な理屈っぽい本ではなく、その指摘が現代にも生き続けていることにきっと驚くはずです。この目まぐるしく変化する社会なのに、150年も前のマルクスの指摘が今も当たっているのか、ぜひ、共に学んでいきましょう。