札幌市西区のイベント『第57回シベリア抑留体験講演会「凍土に眠る戦友よ必ず迎えに行く」』

今年戦後78年、シベリア抑留体験者の平均年齢は99歳を迎えます。そして全国でご存命のシベリア抑留体験者は推定5000人前後と言われています。その中で利尻島にお住まいの吉田欽哉さん（98）に、コロナ禍でシベリアへ行くことも出来ず、自宅近くに仲間への鎮魂の想い、反戦の想いを込めてシベリア抑留慰霊碑が完成しました。

今回は全国の皆様からのご寄付のお蔭で完成した慰霊碑ができるまでをお話していただきます。

映画「ラーゲリより愛を込めて」を観られた方のいるかと思います。抑留はそれぞれ違う体験をされ、誰ひとりとして同じではありません。シベリアだけでなくモンゴル、サハリン、朝鮮でも抑留はありました。日本人だけでなく、中国人や韓国・朝鮮人もいました。女性や子どももいました。自分事と捉えて、体験者の声に耳を傾けるお時間になりますことを願います。何も語らないまま他界された方も決して少なくありません。

語り部が高齢化しています。一言でも多く後世へ語り継いでいく貴重な講演です。質疑応答もあります。
どなたでもご参加できます。予約は不要です。直接会場へお越しください。